盲亀福願の明け暮れ

鯖空間が第二の家

5/28 クレーマーが多すぎてバイトを辞めようと思った

5/28

私は現在、家電販売店でレジのアルバイトをしている。もうすぐバイトを始めてから1年で、仕事も段々と慣れて来た。何人かお局さまっぽいパートのおばさんもいるけど、比較的いい人ばかりなので環境には恵まれている方だと思う。

ちょっとした仕事の悩みはクレーマーと遅番が多いこと。私はアルバイトの中でも、面倒なお客さんに当たりやすい、目を付けられやすい人間で、とくに高齢のおじさんに怒鳴られることが多い。周りの仲間に「また今日も変な人に当たってましたね」と言われるくらいには引き寄せている。

昨日は手持ちのお金が足りないという理由で、腕にツバが飛んでくる勢いで怒鳴られた。数分間罵倒されているのに、近くに居た正社員の人は仲介に来ないし、待機していたバイト仲間は見ているだけで上長を呼んでこない。大学生の女の子を怒鳴っている人が居るのに、誰も助けに来ない状況って変だと思う。とりあえず申し訳ありませんと謝っていると、店長がゆっくり歩いてきた。おじさんが目の前で私の悪口を捲し立てているのを聞いて「変わるよ」と商品コーナーへ案内し、安い商品をもっと安くしてレジに戻ってきた。おじさんは安くしてもらった途端に笑顔になり「ありがとうございます」と店長にペコペコしていた。そんな人、出禁にすればいいのに。

おじさんが帰った途端に傍観していたバイトや正社員の人が大丈夫か聞いて来て、見ていたなら止めてほしかったと悲しくなった。店長に変わってくれたお礼を言うと「悪くないよ」と言ってくださったけど不信感が募っていた。前々からこういうことが続いて耐えられなくなりバイト仲間に「辞めようと思う」と言うと、やめないでください!!と止められる。「私が居なくなると遅番に入る人が居なくなるからですよね」そう返すと数秒黙った後に、存在自体が大切と返された。学生バイトの遅番は私以外いないから居なくなったら押し付け合い始まると思う。

どのタイミングで店長に辞めることを伝えればいいのか分からないまま翌日になった。朝に電話をすると、副店長が出たので「お客様に怒鳴られる機会が多くて、疲れてしまいました。本当に急で申し訳ないんですが、今辞めさせてください」と伝える。副店長にとりあえず後で来てもらえる?と聞かれたので、念のためボイスレコーダーを持ってバイトへ向かった。一応、辞めるための菓子折りを持っていく。

店長との面談が終わった後に買い物に行きたいという理由で何故か母がついてきた。母は何度もバイト先の家電販売店で買い物をしているから店長とも面識がある。

店長に会い、事の経緯を話す。母も学生バイトにクレーマー対応をさせることにずっと疑問を感じており、オブラートにおかしいんじゃない?と話し始めた。親の前だからなのか分からないけど、店長が「オレも悪かった」と謝ってきた。店長悪いことしてないのに。

今までお客さんに体を触られたり、怒鳴られたりする機会が多いことを話すと「せっかくここまで続けたのに辞められるのは悲しい。復帰するまで1か月でも半年でも待つから休職にしてほしい。なんなら卒業した後に就職してもいいよ」と提案される。裏方の仕事でも大丈夫と言われたので、一度考えさせてくださいと返した。正直復帰できるのか分からないから、新しいバイトを探そうと思う。

去年の夏休みあたりにバイトを始めて、同時期にパートのおばさんが2人入社しているけど、どちらも年が変わる前に辞めている。理由は遅番を押し付けられる、肌に合っていないから。私の後に誰も入ってきていないから、面倒ごとが押し付けられやすい。もっと人のこと大事にしないと潰れると思った。もの凄い悪い職場ではないんだけど。

少し感情的になってしまい、赤く腫らした目で店を後にするのが恥ずかしかった。