盲亀福願の明け暮れ

鯖空間が第二の家

2/5 子どな

2/5

昨日は研究会の後に、ゼミの先輩と同級生と一緒に飲み会をした。
わたしはあまり人前に出るタイプではないので、「まさか来てくれるとは思ってなかったよ~」と珍しがられた。

まだ19歳の上に、抗うつ剤を飲んでいるためお酒は一滴も呑まなかった。

ゼミの先輩とはほぼ初対面で、あまり関わることのない系統の人たちだったけれど、みんな優しそうな雰囲気がしていた。というか、実際に優しくて良い人だった。

先生のうわさ話や、近づかないほうがいい学生の情報、お酒の失敗談とか、新鮮な話が出来た。みんな生きるパワーに溢れてる。オールして次の日家に帰るのは日常茶飯事とか、最高2日間家に帰らなかったという話を聞いて、大学生ってこんなに遊んでるんだ…と衝撃を受けた。

まわりがたくさん新しいことを経験してて、わたしって子どもだなーって。
子どものまま大人になった、子どなだよ。

今度、春休みのうちにオールカラオケでもしてみようかな。

 

1/21 変わらないバカ女

1/21

いつまで経っても変わらない、変わろうとしない母親から早く自立したくなってきた。

あの人は、過去に義母からいじめられたことを、関係ない子どものわたしに永遠に愚痴る。それはもう、子どものころからずっと。何も知らない子どもだったわたしは、それを鵜吞みにしておばあちゃんは悪いやつだと思っていたけれど、大人になってそれは間違っていると気づくことが出来た。

今日は、「おばあちゃんがお母さんの悪口を孫に聞かせてたんだって。もしあんたがその子だったら、おばあちゃんになんて答える?」と試すような発言をしてきた。わたしは、「いつまで過去のこと引きずってんの。お前のそういうとこ嫌い」と答えた。

母は、「その子ね、”そういうこと言うおばあちゃん嫌い”って答えたんだって。いい子だよね。ほら、あんたならなんて答える?」と再び質問してきた。

「ゼミの先生がさ、お母さんは変わらないよって言ってたけどほんとだわ」そういうと、声を荒げてヒステリーを起こし始めた。

ずっと母親のせいで苦しい。こういうことがある度、母親を殺したくなる。
過去のわたしならここで自殺したいと思うんだろうけど、いまは殺してやりたいに変わった。きっかけは、大学でマトモな大人に出会えたからだと思う。

1/14 濁るレモンサワー

1/14

今週は冬休みが明けてからの始めての週だったので、イマイチ人との距離感が掴めなかった。あれ、休み前のわたしってどんな顔で、どんな声のトーンで先生やクラスメイトと話していたんだっけ。とにかく、変な焦りがずっと頭の中に居座っていた。

話が変わるけど、休み明け一日目には、大学の外で偶然ゼミの先生に遭遇した。
駅の窓口で電車の定期を更新していたら、横のカウンターにいるのが先生だった。

「あら、亀さん…?」
「先生!明けましておめでとうございます」
「亀さんはこのあと予定ありますか?よければ一緒にお茶しません?」
「是非!」

こんなやり取りをして、駅の中にあるバーに連れていかれた。
先生はお酒を飲んで、わたしはまだ未成年だから珈琲を飲んだ。冬休みにしていたバイトの話や将来のこと、いろいろ話を聞いて頂いて、わたしも手元のコーヒーをストローでかき混ぜながら先生の話に耳を傾けた。

先生はよくいえば純粋、ストレートにいえば胡散臭い人で、スピリチュアルな話を好む。わたしの不思議体験を聞いてから、スピ系の話に拍車がかかるようになった。

良い方なんだけど、先生と話してから今日までずっと鬱が続いてて、死にたい死にたいと思ってしまうから、今年は出来るだけ距離を置きたいな。いくら先生がその場限りの励ましをしても、わたしは自分で自分のこと救えます。

1/8 新しい相棒

1/8

遅くなったけど、明けましておめでとうございます。

今回の冬休みはいつもより忙しくて、バイトの合間に大学のレポートを何本も書いていた。家にいるときは限界が来たら寝て、たまに部屋の掃除をしてを繰り返していた気がする。ようやく今日レポートを書き終えたので、久しぶりにブログを書いてる。

最近、小さいころに好きだったものを大切にしようと思って、大好きだったぬいぐるみ集めを再開し始めた。昔、どこに行く時もぬいぐるみを持ち歩いていたけど、小学校3年生になったあたりで、周りの大人から「そろそろお姉さんなんだから、お家においていようね」と言われた。そこから空虚感を抱きながら高学年に上がって、中学生になるころにはその気持ちも薄れたけど、大学生になったいま幼い時の感覚が戻ってきた。

今ではプレゼンをするときなんて、目の前にお共のぬいぐるみを並べてる。周りにギョッとされても別にいいし、先生も何も言わないから今後もこのスタイルを貫こうと思う。

そして、つい先日バイトをして貯めたお金で気になっていた子をお迎えした。お気に入りのサンレモンというブランドの『ひざシリーズ』。膝に乗せるのにちょうどいい大きさのぬいぐるみで、たくさん種類がある。中でも目を引いたのが、このひざおおかみ。

画面をスクロールしていた手を止めて見入ってしまった。
絶対にこの子をお迎えしたい!名前は、そうだな…。澁澤龍彦のキュノポリスからとってファキイルにしよう。お金が貯まったら絶対にお家に来てね。

ということで、年が明けてからお迎えした。
しっくりする重みと、本物の動物に負けないフワフワとした手触り。もう全てが癒される!!一緒に起きて、一緒にご飯を食べて、一緒に寝る。箱から出したときに、これからの生活を思い浮かべるとなんと幸せなことか。もうすぐ来るテスト期間も、ファキイルのおかげで乗り越えられる気がする。

12/12 めんどい

12/12

やってしまった。

2週間ぶりに(大学の)カウンセリング室へ行ったら、前の学生がまだ相談していた。予約の5分前なら大丈夫だと思って、いつも通りドアをノックして入ったら相談中だった。

慌てた先生が、二十扉の奥から「あ、ゴメンね~!!まだお話してる人いるから」と言ってきたので、こちらも慌てて外に出る。そして、廊下の椅子で反省会をする。

わたし以上に悩んでる学生が居るならその人に時間を割いてほしいと思い、つぎにカウンセリング室へ呼ばれても「今日は話すことありません」と答えた。悩んでることはない?と聞かれたけど、もう話すのが面倒になった。

つぎの予約はどうするか聞かれても、「次はいいです。これから来ません」と言った。
これからしんどいときは、薬をたくさん飲んで我慢しようと思う。

12/08 ドライ・ウェットオーナー

12/08

今週のプレゼンは安心できるぬいぐるみを3体持ってきて乗り切った。
大学生になってだいぶ克服はしてきてるものの、人前で話すことは苦手なので、発表の前は落ち着けるように抗不安薬を飲んだり、ぬいぐるみを撫でたりしている。

教壇の前にあるテーブルにお供のぬいぐるみを並べる。
オオハシのハッシー、蚊のskyfly、蜘蛛のムーちゃん。みんなが応援してくれてる。ゼミの先生は興味深そうにそれを見て、いろいろ質問をしてきた。

 

「この子たちには名前があるの?」

「もちろんありますよ!奥から、ハッシー、skyfly、ムーちゃんです」

「ふーん、家族は何人くらい居るの?」

「んー…。大体80体くらいですかね。大所帯なんです」

 

先生がいままで見てきた少年院では、少年1人に1体のぬいぐるみを渡して”ぬいぐるみ療法”をしているところもあったという。なかにはアニマルセラピーで猫とか犬との触れ合いをさせる場所もあるようだけど、育てるのが大変らしい。

ちなみにわたしは、ぬいぐるみと話したりはしない。
お互い言葉が分からないから、ただ寄り添ってるだけ。

 

12/4 地獄のプレゼンウィーク

12/4

今週はプレゼンが3つあるので、数時間早く大学へきて自習室でPowerPointのスライド作りをしていた。まずはゼミのプレゼン準備に取り掛かる。凶悪犯罪の発表も、先週で3クールに入ったのでようやく終わりが見えてきた。

今回のプレゼンはわたしの得意分野がでてくるのでスライド作りがいつもよりかは捗ってるように感じる。それから一度、メンバーにスライド作りを押し付けないでほしいと訴えたおかげで、最近はかなり頑張ってくれて助かってる。やっぱりグループってぶつからないと成長しない。

昼は部室に移動して、持ってきた鮭おにぎりを食べる。海苔をつけると矯正器具に挟まって窒息するので、かわりに塩をつけてもらった。食べてるあいだもスライド作りをしようとするが、部室が寒くて手がかじかんでキーボードを叩けない。仕方ないのでさっさと食べて暖かい食堂へ移動した。

食堂では別のプレゼンメンバーと資料を作る。事例作るのが一番しんどい。なんにも案が湧かない。担当の先生はむかし児童保護施設で働いていたから、絶対なにか突っ込まれそう。明後日また集まることになった。

 

これは、眠る時間削らないと終わらないぞ~(泣)