盲亀福願の明け暮れ

鯖空間が第二の家

10/12 数年ぶりにリストカット再発。逆に生きようと思えた。

10/12

昨晩、母から配給された眠剤と市販のカフェイン剤をアルコールで流し込み、無理くり意識を飛ばそうとしていた。酔っぱらいの「全然酔っていない」ほど信用できない言葉はない。酔わないなー、と思っていたのも束の間、気づいたら錆びついて切れ味の悪くなっているカッターで左腕を血まみれにしていた。

 

私は中3の頃、リストカット常習犯だった。家庭で、学校で、部活で、嫌なことがあれば所かまわずトイレへ直行し、自傷に精を出す。横に切るより、縦に切った方が死ぬ確率が上がるという噂を聞き、肘の裏(腕の第二関節?)の血管近くを上書きするようにカッターの刃を当てていた。

百均へ行けば、必ずカッターコーナーを確認し、持ち運びに便利そうな小型の物から普通の大きさのものを買い漁っていた。傷が治り、ケロイドで白や赤に変色した腕を見ると、急に世間体を気にし始め、高校入学前には全てのコレクション(カッター)をゴミに出した。

 

はずだったのだが、絵を描く際に鉛筆を削る用のカッターが残っていた。どこに閉まったのか忘れたソレを、昨日引っ張り出して約3年ぶりのリストカットに至る。

我に返った瞬間、酔いが一瞬で覚めて、いびきをかいて眠っていた母を叩き起こす。丁度良い大きさの絆創膏を探すも、軽いケガをしたとき用のものしか見つからず、傷に貼り付けるが、血が止まらなくて剥がれる。仕方なく、ティッシュで圧迫し、もう一度絆創膏を貼って泣きながら眠った。

 

そして、6時半ころ起床。母はすでに起きていたので、昨晩のことを謝罪する。「ありえない、ショックだよ」「ママが悪いの。病院行ってない人に眠剤なんて渡すから」「もう、あんたに眠剤渡さない」と返される。正直、私もショックだった。二度とやらないと中3の頃に誓ってこのザマだから。

ただ眠剤は貰わないと困る。ないと眠れない。「眠剤無いと眠れないからそれはやめて。本当にゴメン。それから、飲むと気分が落ち着いて普通の人に近づける気がするの」と言い訳をする。

すると、「あんたは薬飲んで死んだバカなJK(南条あやさん)のことマネしたいだけでしょ!!感化されてるだけ」と怒鳴り散らされる。いや、言いたいことはもの凄く分かる。若い人って誰かに感化されやすいから。けれど、自傷を始めたころに南条さんの存在を知らなかった。私はタバコを吸ったことがないから分からないけれど、喫煙経験のある母に「リスカはさ、タバコと同じでやめるの難しいの」と泣きながら答える。

 

あー、思い出すの辛くなってきた。

私が自傷する理由は、希死念慮があるから。ただ、どんな方法でも自殺は痛い。だから腕を切って「腕を切っただけでこんなに痛いんだ。死のうとしたらもっと痛い」と暗示をかける。このごろは色んな事に開き直って、自分勝手に生きようと思ったけれど、今回母を失望させて、迷惑かけて、母親だけには辛い思いをさせてはダメだということに気づいた。人生は辛いことばかりなのに子どもを産みやがって!!とずっと母を恨んでいたけれど、生まれなかったことにするのはもう出来ないから頑張って生きよう。

今度、かかりつけの内科でHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)を受けに行くから、ついでに心療内科の紹介状を頼んでみようと思う。

ホントはハンギョドンあんま好きじゃないんだ…。クジで当たってしまった。