盲亀福願の明け暮れ

鯖空間が第二の家

6/30 雲の向こうの温かさ

6/30

母親の「大学行かないの?」と部屋の扉を開ける音で起床した。「…今日3限からだけど」と返して横の目覚まし時計を見ると、まだ30分も寝る時間があった。一度目が覚めると薬を飲まない限りなかなか寝付けないので諦めて起きる。しばらく布団に座って、なんで今日も生きるんだろうと生存理由を考えていた。まだ何も口にしていないけど、とりあえずルーラン4㎎、ヒルナミン5㎎、デパケン200㎎を入れた。

不思議なことにデパケンを飲むとハッカ飴を食べたように喉がスースーして、頭の中が涼しくなる。てんかんって頭の中が暑くなるらしいから、その熱を下げる働きでもあるのかな。

外は雨が降っていたので、下は水がかかっても色が目立たない黒いズボン、上は襟が特徴的な明るいパープルの半袖にした。暑いからアームカバーはつけたくないけど、リスカ跡で気分が悪くなる人は絶対居るから今日も頑張ってカバーをつける。いつも窓際で化粧をするのだが、曇っていて太陽光が射さないからどのくらい色をのせてるのか分からなくなった。髪は湿気でモッサリしていて、前髪を落ち着けようとオイルを馴染ませたが外に出た瞬間べったりしてしまう。梅雨って嫌だなぁー。

大学へ行くと先に椅子を取っていてくれた友人が、「どう、元気?」と聞いてきた。「周囲から入院勧められてるからあんまり」と返すと、「周りに迷惑かけちゃうなら入院したほうがいいと思うし、周りのせいでこうなってるなら入院しなくていいよ」と言ってくれた。あー!!!!(泣)どのアドバイスよりも納得いった。私の問題行動を非難するのでもなく、擁護するのでもない言葉って凄い難しいのに、それをサラッとかけられる友人は良いワーカーになると思う。

講義が終わって解散するときには「また月曜日ね」だって。またね、バイバイ、じゃあね、色々あるけど、こうやって目標を明確に表してくれたのに救われた。あ、月曜日の私もこの世に居るんだなって想像できる。