盲亀福願の明け暮れ

鯖空間が第二の家

6/27 可愛くない金平糖

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診察室に入った瞬間、目の前には医師が二人居て『あ、これ措置入院させられる雰囲気?』と身構えた。いつも通り主治医に、こんにちはと言ってから隣の人にも挨拶をする。白衣を着ていたけど、若いから研修医かな?どっちなんだろ。それより救急車からODした情報行ってたのかな。

家族の不仲が重なりODからの飛び降り未遂をしたことを話す。「現実逃避したかったんです」と言うと、「本当は?」と聞かれたので、「んー死にたかったのかもしれないし分からないです。感情整理できていないんで」と答えた。精神科で死にたいはNG用語で入院要素になるという噂を聞いたので、出来るだけ死にたかったという言葉は出したくない。

もちろん2週連続でリストカット、飛び降り未遂とやらかしているので「入院して貰うか、毎週通って貰うことになるけどどっちがいい?」と質問された。精神科は携帯持ち込み禁止だし、コンタクトも駄目、ヘアアイロンも使用禁止、あと猫が居ない。アホみたいな回答だけど、「ピアス付けらんないの嫌なんで入院したくありません」と言った結果、毎週通院になった。講義あんだけど…。

「今度からこういうイベント起きたときに、すぐ病院来れる練習してもらうから毎週来てね」ときつめに言われたけど、いや、こないだの飛び降り未遂の日に来ようと思っても先生居なかったんですもん。。看護師さんから「先生、木、金、土、急遽お休みで来週からなんです」って聞いたと母親にも伝言されたよ。

睡眠薬ODをしたということで、マイスリーベンザリンも処方できないと最初の方で言われて落ち込んでいたけど、最後の処方説明のときになんだかんだマイスリーを出してくださって嬉しくなった。言い方変だけど一番好きな薬。これがないと眠れない。ベンザリンをなくしたのは、ベンゾでODされると困るからだと思う。

ベンザリンが削れた分、デパケンを出された。バルプロ酸の存在は知っていたから、なんでてんかんの薬?と思ってたけど、後々調べたら躁鬱にも効くらしい。妊娠した時は使えない薬と説明されたから、強いのかなーなんて。まあ結婚しないだろうし、子どもも産みたくないけど。こんなに生きるの辛いのに子ども産むなんて無責任だし、可哀想すぎる。結構、反出生主義支持者だったりする。

デパケンはブロンを2つ合体させたような厚みでデカい。ツルツルしていて舌触りは良さそうなのが分かるけど、味の方はどうなんだろうとドキドキしながら飲んでみた。糖衣錠だったので美味しい。ブロンを思い出してちょっと悲しくなった。もう辞めるんだ。

思ったんだけど、ブロンをクソ苦ゲロマズ薬にすればODする人減ると思う。それか糖衣錠味のラムネを出す。

こんなに大きさ違う。