盲亀福願の明け暮れ

鯖空間が第二の家

6/16 切るより穴開けるほうが痛いことを知った

6/16

大きなガーゼを貼って、その上にテープを付けてサポーターで腕を固定している。リストカットをした日はアドレナリンがドバドバ出ていて、頓服を多めに飲んでも興奮した状態が続いていた。だから全く痛みを感じない。ピアスを開けるときの方が痛かった。

問題はその翌日。朝起きると腕を伸ばすのも痛いし、曲げるのも痛い。化粧して髪をセットするのでさえ激痛で、本当に今回は深く切ったのだと実感した。半日以上経っているはずなのに血は止まっていなくて、ガーゼには血がにじんでいた。傷口はパックリ割れていて肉が見える1歩手前だったから縫わなかったのが不思議でならない。病院では消毒液を浸したガーゼをペタッと貼られて帰された。ヤブ医者と有名な病院だったからだろうか。それとも自己責任ということなのだろうか。

昨日は母親が精神科に行って主治医と話をするとうるさかった。私は話すことなんてないし、来月の受診日まで行きたくなかった。でもそんな言葉が伝わるはずなくて、仕方が無いので書いたブログを印刷して持っていくことにした。そうすれば主治医も現状把握がしやすいと思ったから。

mouitido-kame.hatenablog.com

診察室の番号をアナウンスされたあと、待合室の椅子から立ち上がらずに横の叔母と会話をしている母親に腹が立った。あなたがここに連れてきたんでしょう。
「わたし話すことないから!診察室来ないの!?」と言ってしまった。

診察室に入ると、なんで母親がここに居るんだという顔で主治医が見つめてくる。母親が「始めてください」と言うと、主治医は初めて見る厳しい顔で「まず患者の同意が必要ですから」と断言した。別々に話すこともできたが、もう全てが面倒で同意した。

何とかひねり出して今回起こしたことを話すと、合間に母親が口をはさんでくる。いや、連れてきた当事者だから話すのはいいんだけど、もう少しタイミングを見てほしいな。診察前に持ってきたブログの一部を読んでくださったのか、主治医は終始母親に厳しい態度を取っていた。薬に否定的な母の言葉も、上手く返しているところを見て涙が出てきた。まだ薬を断てる状況ではないことを私は上手く説明できないから、代弁してくださったのが嬉しかった。

そんなこんなで1時間も話した結果、私は精神科で専門的なカウンセリングを受けることが決まった。正直なところ、大学の相談室では私の認知の歪みが直る気がしない。割と本気で頭の異常を直したいと思っているから行動療法が辛かろうがカウンセリングを受けることにする。

帰り際、主治医に「強制入院はないですよね」と質問すると、「その段階に行かないようにカウンセリングをするんだよ」と言われた。このニュアンスだと強制入院が無いという保証はないんだな。絶対に入院したくない。