盲亀福願の明け暮れ

鯖空間が第二の家

9/10 実習前日の心境

9/10

明日から人生初の実習が始まる。
初なのかは少し微妙なラインではあるけど、1年のころの実習は施設見学がメインだったから初めてということにしておく。他のグループは8月中に実習へ行ってるから、どんな体験をしたのか聞きたいけど、何も知らずに行った方が刺激がありそうだからノー知識で挑戦しようと思う。

人間嫌い、子どもも嫌い、お年寄りなら…まあ、いける。という色々拗らせてる友人が泣き言一つよこさなかったのを見れば大丈夫だと思う。友人の拗らせ方と私の拗らせ方はどこか違っていて、私の場合は自分以外の存在するものが全て嫌い寄り(もちろん友人も含まれる)だが、ひと夏を精神科の通院に捧げた結果、嫌いだけどまぁ生きていくなら仕方ないよなと開き直った。

 

全てが嫌いな癖に、人間(医者)に救われてる自分は滑稽だし、数か月前のスーパーメンヘラ期な自分に「いまの私は人に救われて、のうのうと生きてるよ~!!」と教えてあげたら、また絶望してメソメソしながら薬の瓶を傾けると思う。この考え方は余程のことが起きない限り変わることは無いと思うけど、今回は自分を診察してくれる人間がいることで鬱から抜け出すことができた。噂によるとメンヘラ(境界性人格障害)の受け入れ拒否をしてる病院が多いらしいから。

そしてなにより、医者が自分の人生を憐れまずに聞いてくれたのは心地よかった。ときに理由の理由の理由を探られるのは辛かったけど、話すのが嫌で黙っていても、話すまで診察室から追い出さずに待ってくれていたことが嬉しかった。

前にゼミの先生から「人を救える人間になりなさい」と言われた。そのときは自分のことで精いっぱいで、こんな鬱真っ只中の人間にそんなハードなことを言ってくれるなと腹が立ったけど、今は自分以外の存在が嫌いでも、嫌いななりに頑張って誰かを救いたいと思ってる。

 

先月まで実習に行けるか分からないくらいにズタボロだったから、鬱抜けして実習に行けるのが嬉しい。