盲亀福願の明け暮れ

鯖空間が第二の家

9/5 ダチョウの逃げる血管

9/5

今月の末に歯を4本抜くために全身麻酔を選択したので、入院をするための事前検査を受けに行った。五箇日だからか道が渋滞してる。祖父からタクシー券を3000円分貰っていたのに、行きで1800円もかかってしまった。タクシー以外の方法で通院するとなると、バスを乗り継いで電車に乗らないといけないから、それだけで疲れ切ってしまう。検査のために今朝は何も食べていなくてフラフラしていたので、タクシーで移動出来てありがたかった。

 

病院は相変わらず朝から人でごった返していて、採血の待合室は座る場所がないほど混んでいた。付き添いの母親となんとか端の方に座り、目の前の呼び出し番号モニターを確認する。これだけ人が多いと、後が詰まらないよう看護師さんもブスッと勢いよく(少々荒く)採血しているのかと思ったけれど、モニターの呼び出し具合を見る限りそうでもないらしい。結構スローペース。

1時間たっても呼ばれないので、うたパスで音楽を聴いていようと携帯を出したら大学から前期の成績が公開されていた。成績発表、今日だったのか。
結果は、鬱のわりに頑張ったと思う。なんとか単位も取れていた。5月、6月からガタがきてたのによく試験も受けられたなー。

 

隣に座っている母親と、ヨカッター!!と喜んだ後に、晴れやかな気持ちで献血室へ。

 

数日前に精神科の方で採血した右腕が青アザになっているけど、リスカ跡をカバーで覆ってる左腕はなんか見られるのが恥ずかしかったので、アザになってる方の腕を差し出した。

看護師さんは「血管がムズかしいねー」「うーん…、これは」とブツブツ言いながら、何度も何度も針を刺してぐりぐりする。6回刺されて、何回も針を動かしていたから別の看護師さんに替わって貰いたかった。自傷癖があっても血管を直接いじられるのは気持ちが悪い。ウプッとこみ上げてきそうになったところで、「別の腕でもいい?」ときかれた。もうお腹いっぱいです……。

なんとなくリスカ跡を見られるのが恥ずかしくて「あの、皮膚汚いんですけどお願いします…」と照れながら看護師さんを見た。見慣れてるのか、大丈夫ですよーと言いながら針を刺してくれて救われた。血は汚い腕の方が取りやすかったらしい。

 

血を5本抜かれた後は、レントゲンやCTをとって看護師さんから入院前の説明を受ける。

抜歯前は(一部)抗うつ剤が飲めないとか、全身麻酔が効きすぎて息が吸えなくなるとか聞いた。あとは書類の確認をされて危険時には尊厳死と蘇生措置どちらがいいかを聞かれた。隣に居た母親が「蘇生措置一択で」と言っていたけど、ぽっくり逝けるのならそこで終わりがいい。

なんていっても、安楽死尊厳死の違いを分かっていないのだけれど…。同じなのかな?まあ、同じだったら殺してくれ。無理に生かさなくていい。なんて、そこら辺を母親とギャーギャー言い合ってたら、何故か蘇生措置に〇をつけられてしまった。

 

本人の意思をぉ~ッ!!(泣)優先してえ!!!!