盲亀福願の明け暮れ

鯖空間が第二の家

2/14 携帯は我が子のように扱え

2/14

2/10~2/12にかけて関西へ旅行に行ったのだけれど、乗り気と嫌気の割合が5:5位で1週間前からナーバスになっていた。初めての飛行機や、見慣れない土地を歩くのはもの凄く楽しかったのに、それを上書きするレベルの出来事が起こる起こる。

夜になると生きてる意味なくね?発作に駆られるため、眠剤を早めに飲んで寝るようにしていたけれど、昨日眠剤抗うつ剤をいつもより多めに飲んでも効かなかったので、悪いことばかり考えていた。

今朝、目が覚めて最初に思ったのが『腕切りたいいいい!!』という衝動だったので、予約していた歯医者へ行ったらカッター買うぞ!と意気込んでいた。が、歯を綺麗にして貰っているうちに段々冷静になってきて、取り敢えず自傷したい欲求から意識を逸らすために図書館へ本を漁りに行くことにした。去年の10月に眠っていた母親を叩き起こすくらいのリスカをしてから、カッターは全て処分したのだー。だから、家にカッターが1つもないのだー。

二階堂奥歯さんの『八本脚の蝶』に載っていた、ガスオーブンに頭を突っ込んで自殺したシルヴィア・プラスという作家の自伝小説、『ベル・ジャー』がずっと気になっていたから、カウンターに座っている司書の方に探してもらう。「裏にあるので番号が呼ばれるまでお待ちください」と言われたので、番号札を持ちながら時間を潰せる本を探す。手に取ったのはジャーナリスト、清水潔さんの『殺人犯はそこにいる』。この方は、桶川ストーカー事件の取材を綴った本で知ったのだけれど、事細かに取材と日常生活の描写が書かれているから読みやすいし、ページをめくる手が止まらなくなる。本当はこの本も借りたかったけど、年季が入っていて染みが凄かったので続きは学校の図書館で見ようと思う。

『ベル・ジャー』を借りた後は、近くのパン屋へ行き、チョコチップパンとレーズンパンを買ってバス停へ向かう。そこまでは良かった。

バス停に並んで、バス時を確認するために携帯を取ろうとすると、携帯が無い。ポケットにも、カバンにも、その内ポケットにも、無い。え、え、と焦りながら、私って本当にバカだとか、抗うつ剤なんか飲んでるから注意力が無くなってダメな奴に成り下がるんだとか、脳内自分バッシング祭りが始まる。

雪が降りしきる中、泣きそうになりながらゼェゼェと来た道を戻る。途中で立ち寄ったお店は?トイレは?無い、無い、どうしよう…。大学生のくせに涙目になりながら、最後に図書館内をウロウロしていると、、ああッ!あっっったあぁぁ!!!!本を読んでいた机の上に携帯が置きっぱなしになっているではありませんかっ!!どこにも届けられていないかつ、誰にも盗られてなくて本当に良かった…。携帯をまるで我が子のように胸のあたりに抱いて、安心と同時に、自分おかしくね?ヤバくなってないか??と思い始め、これまた泣きそうになりながら精神科へ駆け込んだ(大迷惑)。

病棟に居た主治医が何事かとすっ飛んできて、1週間前から希死念慮があること、また腕を切りたくなったことを伝えた。鼻水をズビズビと啜りながら、「希死念慮を抑えてくれるような、時間稼ぎをしてくれる薬をください゛い゛」と泣きつくと、「待って、その前に何があったのか聞かせてくれない?」と返された。何もない日は無いのに、言葉にしようとすると薄っぺらくなってしまうから、あまりお話ししたくないと駄々をこねると、「どの薬があうかどうか、確認したいから…」と言われてしまったので、ポツリ、ポツリと話した。

主治医は本当に良い先生で、「大学の学生相談室のカウンセラーに、私(精神科の先生)と連絡取っても大丈夫ということと、亀さんの経過を知りたければ、お伝えしますということを今度伝えてほしい」と言ってくださった。そして、頓服の抗うつ剤は現実感が無くなるという説明もしっかりと加える。一時期、現実と夢の狭間に居る感覚に悩まされていた時期もあったけれど、今はその状態を望んでいるから全然OKです。

そしてルーラン(統失の薬)を増量してから左目の飛蚊症が良くなったことを伝えてから、「統失の薬が効いたということは、私は統失なんでしょうか。自分では病気だと思っていないんですけど」という質問を投げかけると、「ウン。亀さんは違うね。統失は診断しやすいからどこ行っても最初はそう言われるんだけど、ちゃんと会話できてるし病気じゃないよ」と返されて安心した。涙。

薬はセロクエルが10錠出された。効いてくれよ、ほんと頼む。

アンブレラスカイ高校でやった事あるけど、屋内も雰囲気出ていいな