盲亀福願の明け暮れ

鯖空間が第二の家

5/23② 懐かしさに浸りたい

5/23 ②

朝早くに更新してしまって、講義中手持無沙汰だったから思ったことでも書こうと思う。

さっき少しだけ寝てしまった。私は授業中に寝ている感じがしない寝方をする人、と言われるのだけど今日はカクン、カクンとなっていた。教授との距離が近かったので、「今日は曇ってるからね~。皆さん講義出て偉いですね。あ、眠かったら寝てていいですよ」と言われてしまった。あ、まずい!と一瞬思ったけど、眠気は一向に覚めなくてまた眠りなおす。先生に注意されてまで寝こけるなんて珍しい。というか、今だかつてないんじゃないか。

途中、短い夢を見た。私の祖父母は昔マンションの管理人をしていて、その仕事場に付属する休憩室に住んでいた。お昼になると、かび臭い寝室に布団を引いて30分ほど昼寝をする。隣で寝ている祖父のいびきがうるさいので、Sonyウォークマンにイヤホンを付けて、大好きなボカロ曲を聴きながら染みだらけの天井をぼーっと見上げていた。両サイドを祖父母に挟まれ、横になっている時間は永遠にも感じた。

無駄にハッキリとした夢から醒めると、体が大学生になっていて少し悲しくなった。私にとって、祖父母の住んでいる休憩室は秘密基地のような存在だった。だから、薄暗くてかび臭い部屋でも、そこでゆったり過ごすことが楽しみでもあった。祖母の料理が来るのが楽しみで綺麗に拭いた机、色とりどりの折り紙が入った引き出し、可愛いヘアゴムの並べられた大きな鏡台。その部屋には今とは違う幸せが詰まっていた。