11/25 神も妖怪もいるって話
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先日TSUTAYAへ行った際に、『八犬伝ー東方八犬異聞ー』というBL?(あまりそういう要素がないからコッチに分類していいのかわからない)ジャンルの本を借りてきた。この作者さんが書いた『SUPER LOVERS』というBL作品を読んだ後だと、ボーイズラブっぽさが薄く感じる。SUPER LOVERSは元ホストの長男と野生児な四男の兄弟以上、恋人未満な日常が描かれている。
八犬伝はまだ3巻までしか見れていないけど、村雨という刀に魅入られた主人公とその幼馴染(わけあって半分犬)が憑き物筋の家系の登場人物とともに事件を解決していく話。夏目友人帳とか蟲師が好きだと、この作品も楽しく見れるかも。
それで、ここで出てくる憑き物は、犬、狐、蛇。読み進めているうちにこの類の民俗学を調べたくなって、ネットの記事と本をサーチしていた。なんだかんだwikiがいっちゃん分かりやすいから置いておく。あとは今度、図書館で本借りてくる。
わたしは妖怪も、霊も、視ることができないから、こういった話は漫画を見て空想して、本を読んで考察して、ほんとに見える人に取材するくらいしかできない。そこで今回は実際に視える母親から聞いた話とわたしのちょっぴり不思議な体験を書いていこうと思う。
半年ほど前、母親が「会社にね、イタチがいるの」と変なことを言い出した。近くに森があるとはいえ、イタチが生息しているという話は聞いたことがないし、会社にそういうぬいぐるみが置いてあるか、あるいは母親の統合失調症がまた暴走しているのかもしれないと考えた。
とりあえず、へーどういうイタチ?と聞くと、早すぎて姿が見えにくい(ほかの人は見えない)、何匹もいる、そのイタチが悪さをして高いところにある段ボールを落としてくると言う。夜に従業員が一人で会社にいる際にも、誰も触れない位置にある、奥にしまってあるはずの段ボールが落ちてきて皆でおかしいと怖がっているとか。
母親一人にしか認知できないものだったら、統合失調症で聞き流していたけれど他のスタッフにも害が出ているということは、霊的なものだと信じてもいいと思い、より深く話を聞いてみた。
会社に来るクライエントのなかに無自覚な憑きもの筋の女性がいて(自分がそういう家系ということを分かっていない)、その女性が嫌だと感じた瞬間に周りにいるイタチが攻撃してくるらしい。手順を踏まずに相手を呪えるって凄い、チート能力すぎる。
そんなこんなでイタチがうざい、どうにかならないかと毎日嘆いているので、ここは一度、聖天さま(祀っているガネーシャ)にお願いしてみるかと、何日か「イタチをどうにかしてください」と報告する日が続いた。すると、会社のイタチはぴたりと悪さをしなくなり、姿も視えなくなったと母親が驚いていた。
やっぱり聖天さまってスゴイ…と再認識した。一般的に神様ってお願いしてからが長くて、音沙汰もないように思うけど、聖天さまの場合は面白いくらいの動きを見せてくれるし、物凄くたまに夢に出てくる。
ときどき神様も霊も本当に存在するんだなとびっくりするような体験をさせられることがある。わたしはいつか視れるようになりたい。